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Vol. 18

カレーファンをうならせる北インド料理の人気店

横浜山下町 インド料理
「シタール」




横浜の観光名所、山下公園・中華街の近くにある本格派インディアン・レストラン。現地で腕を磨いたシェフによるバラエティ豊富な料理に魅かれるリピーターも数多い。知る人ぞ知る名店だ。

とてもクリーミーな「チキンマッカンワラ」
オーナーのクマール・マタニさんは在日インド人3世。第2次世界大戦前にクマールさんの祖父がインドから横浜の地に渡ってきたそうだ。その後、一家は神戸へ。クマールさんはアメリカの大学卒業後、祖父とゆかりの深い横浜でインド料理店「シタール」をオープンさせた。
以来18年、伝統的な北インド料理の味を守り、多くの食通から高い評価を得る店となった。某料理番組の「街の巨匠」に選ばれるなどマスコミからの取材も多い。

クマールさんに北インド料理の特徴を聞いたところ、「インドを大きく南と北に分けるなら、南はスパイスやコショウを多く使い、辛い。北は同じスパイスでも香りの強いものを使います。それにバターやクリーム、カシューナッツのペーストなどを使うので、あまり辛くなく濃厚な味のものが多い」そうだ。
調理スタッフはすべてインドの有名レストランやホテルで経験をつんだベテランだ。あえて日本人の舌に合わせるといったことはせず、本場の味を提供している。

エビ好きにはたまらない「タンドリープロン」
常時約25種類揃うカレーで特に人気なのは「マトンサーグワラ(ほうれん草とマトンのカレー)」(1100円)、「キーママタル(グリーンピースと鶏ひき肉のカレー)」(1100円)など。
チキンとトマトを煮込んだ「チキンマッカンワラ」(1200円)は生クリームが入っているのでマイルドな味。最後に口のなかにトマトの爽やかな香りが残る。辛いものが苦手な人にもオススメだ。

シタールではムガール宮廷料理の伝統も取り入れている。店内の土釜(タンドール)で肉などをじっくりと焼く「タンドーリ料理」は自慢の一品。これももともとは宮廷料理なのだそうだ。「日本のインド料理店ではカレーとナンを普通にいっしょに食べますよね。でも、ナンももとは土釜を使う宮廷料理なので、インドでは日本ほどポピュラーではない」そうだ。これには正直驚いた。

やはり人気は、スパイスとヨーグルトに付けこんだ鶏肉を焼く「タンドリーチキン」(1500円)。これが有名なので、インド料理といえば肉料理しかないような印象があるが、エビを焼いた「タンドリープロン」(1500円)もおいしい。スパイスが濃すぎず適度な味なので、エビの甘みも生きている。ぷりっとした歯ごたえももちろん残っている。

同じく釜で焼き上げるナンはもちっとした部分とぱりっとした部分と2度楽しめ、ついつい食べ過ぎてしまう。
タマネギがなかに入った丸いナン「オニオンサダチャ」(500円)というおもしろいものもある。カレーによってナンを変えてみるのもまた楽しい。
一通りのインド料理が味わえるディナーコースは2300円から。かなりボリュームがあるので大変お得だ。

高級感あふれる店内は空間が広くゆったりと落ち着いた印象。インドから取り寄せた装飾品がインテリアに華を添えている。天井に書かれた絵もインドの職人が描いたそうだ。
ゆっくりと本格的なインド料理を味わいたいときにぜひ訪れたい店だ。

(横浜ベイサイドウォッチ2004年3月11日号 取材・文 にゃお)

●DATA
インディアン・レストラン「シタール」
http://i-sitar.com/japanese/
住所 横浜市中区山下町74−6 ロクマルビルB1
(みなとみらい線日本大通り駅、元町・中華街駅より徒歩5分
JR京浜東北線石川町駅より徒歩10分)
TEL 045-641-1496
営業時間 月〜土曜日 ランチ 11:30〜14:30(L.O) ディナー 17:00〜21:30(L.O)
日・祝日 12:00〜21:00(L.O)
定休日 なし
席数 50席(個室あり)
メニュー メニュー : ベイガンマサラ(ナスのカレー)900円
シシカバブ(4P)1400円
サダーナン 300円
マンゴラッシー 500円 …etc.

*テイクアウトメニューもあります。

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