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Vol. 48

蕎麦通と日本酒好きに愛される店

横浜・山下町 そば酒房「花津月」

花津月外観

職人がこだわる蕎麦の味を、旬の日本酒と一緒に
美味しい蕎麦打ちのコツも教えてくれる

 以前、ある蕎麦屋に入った時、うっかりお茶を所望してしまったことがある。すると、主人はゆっくりと水を差し出し、「蕎麦屋は昔っから蕎麦をつまみに一杯やるところでね。あいにく茶はおいてないんで」と言った。はぁ〜、それは御見逸れしました。これからは肝に銘じますと恐縮したら、優しく微笑み返してくれた。
花津月内観
  最近では蕎麦茶を出す店も多いけれど、その一件以来、蕎麦をすするたびに思い出す。無口でぶっきらぼうな態度だが、どこか温かい。自分の仕事にこだわる職人の印象。今回紹介する店の主人も、その期待に違わず、美味しい蕎麦と日本酒を出してくれた。

 大桟橋通りからシルク通りに入って、ロイヤルホールヨコハマの裏を通り過ぎると、角に「花津月」の看板が見えてくる。店内に入ると、不規則にあしらわれた竹のシルエットに、竹林のなかにいるような気にさせられる。
 北海道産の荒引きの蕎麦粉を使った少し黒く色づいた細切りの蕎麦を、鰹節と昆布から出汁をとった昔ながらのつゆでいただく。濃いめの出汁に負けずに、蕎麦の風味が口いっぱいに広がった。つるつるとしたのど越しを楽しむというよりは、素朴な味と歯ごたえをじっくり味わうといった感じの蕎麦である。
せいろ
素朴な味「せいろ」(600円)
 蕎麦の腕は「そばがき」で分かるというのが通の常識らしい。つなぎを使わず、蕎麦粉と蕎麦湯だけで練り上げるから味をごまかせない。やや薄めのつゆでいただくと、蕎麦本来の甘味が伝わってくる。
 蕎麦にはやっぱり日本酒ということで、一般的にはあまり知られていない名酒などを取り揃えている。季節によって味わいが変化するため、時期に応じた銘柄を週代わりで用意。今だと、しぼりたてや冷おろしのお酒が美味しいという。その細やかな心づかいが日本酒ファンをとらえて離さない。

 蕎麦好きが高じると、自分でも打ってみたいと思うようになるらしい。客にせがまれてはじめたという手打ち蕎麦教室を毎週土曜日に開いている。練る、延ばす、切るの一連の作業をマンツーマンで指導するので、まったくの初心者でも大丈夫。打ち上がった蕎麦をその場で味わえるのも何だか楽しい。所用時間がおよそ1時間。材料費と蕎麦つゆ代込みで3000円。興味のある方は、ぜひ挑戦してはいかがだろう。

(横浜ベイサイドウォッチ2004年11月11日号 取材・文 タカデラクリコ)

★★ 得トクINFO ★★
忘年会、新年会の幹事さんに朗報! 5000円のコースを8名様以上で利用すると、ナント幹事の分が無料になります!
※来店時にこのページのプリントアウトを提示
※現金での支払いに限る
※他のサービス件との併用は不可
※2005年3月末日まで有効

●DATA
そば酒房「花津月」
http://r.gnavi.co.jp/g615700/

住所 横浜市中区山下町74-6
(みなとみらい線日本大通り駅から徒歩約3分、JR根岸線関内駅から徒歩約7分)
TEL 045-671-0939
営業時間 11:30〜14:30、17:00〜23:00
定休日 土曜夜、日曜、祝祭日
席数 28席
駐車場 なし
メニュー
そばがき
「そばがき」(700円)で通な気分を楽しむ
せいろ…600円
そばがき…700円
穴子そば…1000円
湯葉せいろ…1000円
汲み上げ湯葉のお造り…800円
京都伏見のお豆腐…800円

ランチメニュー(食前酒、またはコーヒー付き)
花津月弁当…850円
蕎麦飯とろろご膳…810円

宴会メニュー
3,000円〜5,000円コース

各種日本酒 525円〜
…etc.

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