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第2回

近代メディアの夜明け
−日刊新聞−

日本新聞博物館のある横浜情報文化センター

このコーナーは、西洋から横浜を通してはじめて日本に入った文化やモノを紹介、その歴史と現在をお伝えする温故知新企画です。今回のはじめては「日刊新聞」。
江戸時代末期ごろから、報道の手段として「瓦版」は発行されていました。それが今のような日刊の新聞として初めて創刊されたのが横浜の地だったのです。

当初は貿易の情報が中心だった紙面

横浜情報文化センター・放送ライブラリー・日本新聞博物館の入口
わが国最初の日刊新聞は明治3年(1870年)12月8日に創刊された「横浜毎日新聞」であった。この新聞は、当時の神奈川県知事・井関盛艮(もりとめ)が、海外や国内の出来事を伝える近代新聞の必要性を感じ、横浜の貿易商らに出資を呼びかけ創設された。
当時の新聞は活字を使った裏表2ページの新聞で、紙面の内容は外国船の出入や貿易品など貿易に関する情報を中心に、両替相場から天候に至るまで多様であった。
この新聞の創刊日には諸説あったが、昭和39年(1964年)に創刊号が発見され明らかになった。また現在この創刊号は国立国会図書館に所蔵されている。
1Fホールに展示された新聞印刷用の輪転機
初めての日刊新聞「横浜毎日新聞」はその後、明治12年(1879)11月、本社を東京に移し、東京横浜毎日新聞〜毎日新聞〜東京毎日新聞と紙名の変遷を重ね、昭和16年(1941年)まで続いた。ちなみにこの新聞は現在の毎日新聞とは特に関わりはない。


新聞のすべてを知ることが出来る博物館

この日刊新聞発祥の地横浜に平成12年(2000年)「新聞のことなら何でもわかる」をテーマに誕生したのが「日本新聞博物館(愛称:ニュースパーク)」だ。
工事が着々と進む横浜メディアセンター(仮称)
日本大通りの一角に面した旧横浜商工奨励館が「横浜情報文化センター」にリニューアルされたのに伴い、その核となる施設として開設された。
館内では、日本の江戸末期からの新聞の歴史を実物や映像などで解説したり、現代の新聞社の活動や最新の新聞製作技術も紹介されている。また新聞製作工房では、新聞づくりを体験でき、学校新聞やサークル紙などの製作も支援している。さらに、併設された新聞ライブラリーでは、日刊紙各紙の創刊号から最新号までをマイクロフィルムなどで所蔵、公開。またNIE(教育に新聞を)運動の中枢として機能する、NIE全国センターも、世界で初めて開設されている。


来年春、横浜のメディアの中心となるビルが誕生

平成16年(2004年)2月末完成予定で、横浜市中区のJR関内駅近く太田町と弁天通に面した一角に、地上12階・地下2階建の「横浜メディアセンター(仮称)」の現在建設が進んでいる。
工事現場のフェンスに掲げられた完成予定図
同ビルはIT産業と地域メディアの拠点として神奈川新聞、テレビ神奈川、横浜エフエム、横浜産業振興社が入る予定。完成したあかつきには、まさに文字通り、横浜のメディア発信の中心的存在となる。
(文・取材 益田典彦)


●日本新聞博物館(ニュースパーク)
横浜市中区日本大通11 横浜情報文化センター
(JR根岸線/横浜市営地下鉄「関内駅」徒歩10分・横浜市営バス「県庁前」バス停徒歩1分)
Tel:045-661-2040 
http://www.pressnet.or.jp/newspark/index.html

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